PEST分析とは?やり方と例を使って3分で解説。無料テンプレートをダウンロード!

更新日2024/05/10 
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このページではPEST分析とは何か、PEST分析の書き方、PEST分析のポイントがわかります。PEST分析の企画書テンプレートもページ下からダウンロードできます。

PEST分析とは外部(マクロ)環境分析を行う時に使う分析手法です。
アメリカの経済学者フィリップ・コトラーが提唱しているものです。

PESTとは以下の4つの頭文字をとったものです
P:Politics 政治
E:Economy 経済
S:Society 社会
T:Technology 技術

戦略策定時には、自社の外部環境、つまり市場や景気、技術動向などが影響してきます。
その外部環境を分析するために使う分析手法のひとつで、上記の政治面、経済面、社会面、技術面から自社の環境を分析していきます。

PEST分析はどんなときに使う?

PEST分析は、自社の事業環境を大局的に把握し、戦略を策定する際に役立つツールです。
具体的には、以下のタイミングで活用することができます。

1. 新規事業の立ち上げ

新規事業を立ち上げる際には、市場環境や競争環境を分析し、自社の事業が成功する可能性を判断する必要があります。PEST分析は、政治、経済、社会、技術といったマクロ環境を分析するのに役立ち、事業機会やリスクを洗い出すことができます。

例:
電気自動車の製造販売を検討している企業が、政府の政策支援や環境規制、消費者の意識変化、電池技術の進歩などを分析するためにPEST分析を行う。

2. 既存事業の見直し

既存事業が低迷している場合、その原因を分析し、事業戦略を転換する必要があります。PEST分析は、事業を取り巻く環境変化を把握し、新たな機会や脅威を発見するのに役立ちます。

例:
カメラ事業を展開している企業が、スマートフォンの普及によるカメラ市場の縮小、画像共有サービスの台頭、AI技術の進歩などを分析するためにPEST分析を行う。

3. 海外市場への進出

海外市場へ進出する際には、政治体制、経済状況、文化、社会慣習、法制度などを分析し、自社の事業が成功する可能性を判断する必要があります。PEST分析は、これらの要素を網羅的に分析するのに役立ち、市場参入の可否や進出戦略を検討することができます。

例:
化粧品企業が中国市場への進出を検討している企業が、中国政府の規制緩和、経済成長、消費者の購買力向上、インターネット普及などを分析するためにPEST分析を行う。
その他の活用例
上記以外にも、PEST分析は以下のような場面で活用することができます。

  • M&Aや提携の検討
  • 新製品・サービスの開発
  • 経営戦略の策定
  • リスク管理

PEST分析を行う際の注意点
PEST分析を行う際には、以下の点に注意する必要があります。

  • 情報収集を広く行い、偏りのない分析を行う。
  • 分析結果を自社の事業にどのように活かせるかを具体的に考える。
  • 定期的に分析を行い、必要に応じて分析結果を更新する。

PEST分析は、自社の事業環境を理解し、適切な戦略を策定するために役立つツールです。
上記を参考に、ぜひ活用してみてください。

PEST分析の書き方

下のようなシートを作成し、各マスにPEST各方面のトレンドを書いていきます

P:政治面
消費税アップ、働き方改革制度など、法律や税制など
E:経済面
株価、物価、景気動向、GNPなど
S:社会面
高齢化、少子化、人口、流行など
T:技術面
AI、量子コンピュータやVR,ARの普及化など

すべて書き終えたら
PESTの4つの要素からみて、自社の業界・市場はどういう変化が起きるかを中央のマスに書きます
そこから自社の一番ベストな戦略を策定していきます

PEST分析を活用した企画書例

1. はじめに

本企画書では、PEST分析を用いて、電動キックボードシェアリング事業の市場参入について検討します。

2. 事業概要

事業内容: 電動キックボードのシェアリングサービス
ターゲット顧客: 都市部に住む、短距離の移動手段を求めている人
サービス内容: アプリを通じて電動キックボードをレンタル・返却できるサービス

3. PEST分析

3.1 政治 (Political)

政府による電動キックボードの規制緩和
都市部におけるシェアリングサービスの推進政策

3.2 経済 (Economic)

消費者の可処分所得の増加
環境問題への意識の高まり
交通渋滞の悪化

3.3 社会 (Social)

都市部における人口集中
健康志向の高まり
短時間移動へのニーズ増加

3.4 技術 (Technological)

電動キックボードの技術革新
モバイル決済技術の発展
シェアリングサービス向けプラットフォームの普及

4. SWOT分析

4.1 強み (Strengths)

豊富な車両数
便利なアプリ
競争力のある価格

4.2 弱み (Weaknesses)

法規制の制約
バッテリー切れのリスク
盗難・違法駐車のリスク

4.3 機会 (Opportunities)

市場規模の拡大
新規顧客層の獲得
関連サービスとの連携

4.4 脅威 (Threats)

競合企業の参入
法規制の強化
消費者の嗜好変化

5. 戦略

上記の分析結果に基づき、以下の戦略を策定します。

規制遵守を徹底し、安全性を確保する
利便性の高いアプリとサービスを提供する
競争力のある価格設定を行う
マーケティング活動を通じて認知度を高める
データ分析に基づいて事業を改善する

6. 収益計画

事業開始3年後に、年間売上10億円、営業利益2億円を達成することを目標とする。

7. リスク管理

法規制変更、競争激化、盗難・違法駐車のリスクなどを想定し、以下の対策を講じる。

法規制変更に迅速に対応できる体制を構築する
競合企業との差別化を図る
GPS追跡システムなどを導入し、盗難・違法駐車を防止する

8. 結論

PEST分析とSWOT分析の結果、電動キックボードシェアリング事業は大きな可能性を秘めていることが示唆されました。
上記の戦略を確実に実行することで、事業の成功を目指します。

PEST分析のポイント

トレンドの変化を抑える、どう変わるのかを理解、共有することが大事になってきます。
3−5年程度の中長期的なスパンをみて記載していきます。
例)自動運転自動車普及率50%、消費税10%、人口○%減など
5年後までに実現することは書いておくということになります。

 

まとめ

SWOT分析にあるように、自社の外部と内部を分析して一番いい戦略をとる方法があります。
そういった外部環境分析を組み合わせるフレームワークや、他の外部環境分析とあわせて分析をすすめるのがいいかと思います。
 

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